国内最高峰の手編み技術とデザインによる、クルミ皮、ぶどう皮細工を制作しております。材料の調達から制作までの一連を職人が担い、 手で編み上げられる作品は全て唯一無二のものばかりです。

日本最高峰の編み技術「持ち手」と「縁かがり」

雫石民芸社のくるみ皮、天然ぶどう皮細工は、熟練した職人の精巧な技術によって編み上げられます。製品の各所、編み目の規則性の正確さ、且つ他にはないデザイン性にこだわっております。
そして、特に私たちが大切にしております領域は籠製品の「持ち手」と「縁かがり」です。

持ち手

登録商標:6243641号「宇右衛門編み」

”持ち手を比較して頂ければ、私たちの作品だとすぐにお気づき頂けるはずです。”

お客様の手と最も繋がり、添い遂げていく事になるのが持ち手であり、強度、手触り、デザインの3要素が総合的に優れていなければならない、いわば心臓部です。
皮の採取時期、乾燥、なめし、裁断の幅といった素材の準備に技術と時間を注ぎ込んだうえで、職人が力を精巧に調節しながら編み上げます。
3つの要素を満たした持ち手は、手に取って頂ければすぐに感じて頂けるはずです。

縁かがり

縁かがりも製品の見た目と強度を決める非常に重要な部位です。
持ち手を取り付ける前に、製品本体の編みを締める為の最終工程で、本体の表情を決める非常に重要な作業工程です。
持ち手と同様、綿密な素材準備から始まり、かがりように皮を裁断した上で、ゆがみや皮の無駄跳ね、ばらつきがないように仕上げていきます。縁かがりの精巧な仕上がりも、私たちの製品の特長です。

くるみ皮細工

雫石民芸社の職人衆が植林し、栽培した鬼ぐるみの樹皮を使用して編み上げるくるみ皮細工。
なめし、裁断には特殊加工技術を必要とするため、民芸品の中でも高級品として取り扱われます。

植林:鬼胡桃の実を植え、芽が出、4〜5年かけて成長したもの。
伐採作業:成長した樹を1本1本伐採していきます。
樹皮の採取:手作業で伐採した樹から皮を採取していきます
樹皮の採取:1本1本手作業で伐採した樹から皮を採取していきます
裁断:作品のデザインに合わせてか皮の幅を決め、裁断していきます。
乾燥:採取した皮をしっかり乾燥させていきます。

くるみ皮細工作品一覧

天然ぶどう皮細工

採取時期が限定されていること、そして採取作業と加工に特殊技術が必要とされることから、くるみ皮細工よりもさらに高級材料として扱われる天然の山ぶどう蔓を材料に編み上げる、天然ぶどう皮細工。

特徴として、

・中芯に天然山ぶどう蔓を使用しているため、耐久性がある
・独自の編み込み技術で独自の編み模様を生み出し、見た目も良く、かつ耐久性がある
・自然材料としてうねりのある樹皮を精密に裁断する技術によって、仕上がりが美しい

という点が挙げられます。

山葡萄の木
伐採作業:標高の高い山に生えているため、山奥深くを隈無く探し、伐採します。(つる状になっているので、そのツルを下ろしていく。)
時期の温度に左右されるため、採れる時期は1年に1〜2週間と限られた日数の中で、集中的に行います。
滴る山葡萄の木露

樹皮の採取:山葡萄は、表皮の中にある綺麗な皮を使います。
山葡萄 剥ぎたての皮
山葡萄の皮(左)・鬼皮(右)
鬼皮は、表皮の堅く濃い皮部分を指します。
なめし:水に浸け揉み込み、皮を柔らかく、柔軟にしていきます。
山葡萄皮の乾燥後比較
裁断:作品のデザインの幅に合わせて、皮を裁断していきます。
作品製作

ぶどう皮細工作品一覧

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